ChatGPTなどを開発する米OpenAI社は現地時間7月6日、これまで招待制で公開されてきたGPT-4のAPIを正式版として一般公開した。
これにより、有料版のChatGPT Plus加入者でこれまでAPIの利用履歴があれば、誰でもAPI経由でGPT-4を利用できるようになった。今月中にはChatGPT Plus全加入者へ対象を広げるとしている。また、これまでベータ版として公開されてきたDALL・EやWhisperのAPIも正式版として公開した。OpenAI社はまた、従来のAPIを来年頭までに廃止するとしている。
OpenAI社は大規模言語モデル(LLM)を活用したサービスを早い段階で公開し、AIチャットボットといえばChatGPTといった流れを生み出したが、他社においても同等の性能を持つLLMが開発され、次第にそのような状況とは言えなくなりつつあるだろう。GPT-5の発表はまだまだ先だというが、まずは多くの開発者にGPT-4を利用してもらうことで多数へアピールしようという狙いがありそうだ。
