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ミューオンで地下位置判定

東京大学やNECなどが参加する研究チームは、ミューオンを利用した地下や建物内での位置判定技術を開発したと発表した。

ミューオンは素粒子の一種で、物質を透過する能力が強く岩盤であっても空気中と同じ速度で通過することができる。
そのため、以前からミューオンラジオグラフィとしてピラミッドの観測などに活用され、クフ王のピラミッドの中に巨大な空間が存在することを発見するなどの成果があった。

今回開発されたのは、その強い透過力を生かして、通常では電波が届かずGPSが利用できない地中や建物の中でも正確に場所を特定でき、また地球上どこでも利用できるような技術である。

このような技術は建物内のナビゲーションに限らず、現在発展が進む自動運転でのトンネル内の位置判定に活用できると見込まれており、将来ますます必要となっていく技術であろう。

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