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OpenTypeフォント

主要なフォントの規格を歴史に従って並べると以下になります。
・1980s(中): Adobe による PostScript Type1 フォント
・1990s(前): Apple + Microsoft による TrueTypeフォント
・1997: Microsoft + Adobe による OpenTypeフォント

Adobe, Apple, Microsoft という3社が、フォントの歴史を作って来たということがわかります。

OpenType はフォント規格の決定版のような位置だと思います。
PostScript Type1 / TrueType のどちらをベースにしてもデータを作成出来るので、既存のフォントの置き換えも意識されていると思います。

色々特徴はありますが、一番はUnicode対応、という部分でしょうか。最大65,536個の文字を扱うことが出来、Windows と MacOSで同一の文字コードを使えるようになったことで、Windows で入力したテキストを MacOS で表示した場合の文字化けが無いようです。

フォントは使う人の視点では単純なものですが、その規格の経緯・歴史は非常に複雑で理解が難しいですね。上記3社の情勢・関係性の変化と、それに反応する社会の状況とが絡んで今に至る、という事が解ります。また、OSやハードを持つ Microsoft, Apple に対し Adobe が現在でも主要な企業でいる、という事はすごいですね。

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