創屋ぷれす

黒装束のパート

創屋も白山市水澄町に2016年3月に引っ越しまして、1年半が経ちました。
地場の企業さんをターゲットに、「パソコン周りのお困りごと、診ます!」
という感じで、工業団地を営業周りしました。

パンフレットをほいっと渡してきたところから、
この度、お声がかかって、取引することとなりました。
社長さん、優しい。穏やか。
今まで、社内のシステムを診てもらっていた人のことを
「とても人柄もよくて、控えめな感じの人で・・・信頼もしとったんですが・・・」
と悪くは言われないです。
ある時点から、電話しても歯切れの悪い返事、
最近は、電話をしても、誰もでんわ だったらしい。

個人のひとに依頼することは、いずれその人が歳をとって、
仕事が出来なくなった時、どうなるの?というリスクを伴うものです。
でも、こんなに早くに時期が来てしまうとは・・・・
危機感を感じてしっかり行動された社長さんは、さすがだと思います。

さて、前置きが長くてすみません。ここからお題の話。
工場の中を見させてもらっていると、黒装束(アバヤと言うらしい)を着た人がいて、
正直、びっくりしました。イスラム系の人が働いている!
ほんと、目の部分だけくり抜かれてて、口はふさがってる、手だけ見えてる。

気になったので、雇用された経緯を、根掘り葉掘り聞いてしまいました。
ある日、突然、雇ってくれないかと来たらしい。
エジプト人。(わあ、初めて会ったかも)
「どーすっかなー、困ったなー」
ちゃんと、履歴書とか就労ビザとか持ってきていて、
雇用条件的に全くOK、断る理由がなかったと。

「そうそう、ラマダンがあってね・・・」
わあ、断食。(今年は6/6~7/5だったらしい)
工場で、ぶっ倒れはしないかと心配したそうです。
片言の日本語で「ダイジョウブ」
よくよく聞くと、ラマダンって日没から夜明けまで、食事してもいいんだってさー。
それにしたって、あっつい工場の中で、日中飲み食いせず、黒装束・・・
大丈夫でないよー。

まあ、現在、ラマダンの期間も終わり、黒装束のパートの女性は、
9月の何日までだったかな、契約満了まで、温かい社長さんのもとで働くのです。

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