創屋ぷれす

スカウターレベルのサングラス!

こんにちは。R.Yです。

サングラスの役割は?と問われたら何を挙げますか?
すぐ思いつくのは 「日光を遮断する」 くらいです。(僕はそうでした)

しかし、最新のサングラスは 「遮断する」というネガティブ要素を取り除くにとどまらず
「必要な情報を抽出する」
というポジティブな要素を取り出す役割を担っているそうです。

「必要な情報」はスポ―ツごと、シチュエーションごとに異なります。例えば、
野球(打者)では投手の球筋がよく見えること。

具体的には、可視光を波長により、いくつかのフェーズに切り分け画像を分析します。
必要な情報がぼやける波長はカットすることで、
結果的に、必要な情報が得やすい波長のみ眼球に届ける、
という作業を行います。

野球の打者の例。
打者から投手を見ると、その背後にセンターのバックスクリーンが見えます。
太陽との位置関係・周辺環境の色等によって、
投手の手元から放たれるボールがバックスクリーンと重なって見えにくくなることがあります。
プロ野球の球団、広島東洋カープは実際ボールが見えにくいという選手の要望があり、
球が見えにくい波長をカットしたサングラスを作成・使用したところ、
実際にチーム打率が0.240→0.260ほどに挙がったそうです。(これは敵チームにとってはつらい・・・)

極限のプロの世界では、これはとても大きい数字です。

これはNHKのBS1の番組「スポーツイノベーション」の特集で知ったのですが、
他には
ゴルフ(パッティング):グリーンの芝目がよく見えるようになる
スキー(モーグル等):雪面の凹凸がよく見えるようになる
フィッシング:全反射が無くなり、水中の様子がよく見えるようになる
等が紹介されていました。素人の僕でも「これは全然違う」という感想を抱きました。

「もうちょっと見えたらうれしいのに、、、」という要望はどのスポーツでもあります。
番組で上がっていた例は屋外のスポーツだけでしたが、
屋内のスポーツでも見にくいシチュエーションはありますよね?
バドミントン等でも、羽が見にくい体育館とかが存在します。

今後、プロの世界では、屋内スポーツでも使われるようになるかもしれないですね。

 

 

 

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