大きな泥団子とはシステム開発におけるアンチパターンの1つです.
アーキテクチャ=ここでは設計といいますが,ざっくりと設計がごちゃごちゃしている状態のことを指します.
例えば,どういう状態かというと...
・クラスやファイルの責任が大きい(関心の分離ができていない)
・どこに何が書いてあるのかを追いずらい
・変更のコストが高い(精神的にも,物理的=時間的にも)
・コメントアウトコード,デッドコードが多い,typoが多い
大きな,とは言わないまでも,小さな泥団子は経験したことがある人が多いのではないでしょうか.
こうなる過程には色々あるかと思います.
・最初は完璧な設計をしたが,仕様変更やスケジュールによって設計が歪んでしまう
・最初から小さな泥団子状態(とりあえず,で書き始めて積み重なっていくパターン)
・作業者が複数人いて,それぞれの思想が異なる
などなど.
関心の分離について勉強する,なるべく初期段階で設計をし直す,ルール決めする,など対策はあります.
一番はこの状態だと技術的負債が大きくなって後々困るよね,って意識かなと思います.
スケジュールに追われているとここが難しいのですが,そこに言い訳せず技術力を磨きたいところです.