脳にデバイスを埋め込む「脳インプラント」の開発をしているニューラリンクが、先月末に初の被験者にインプラントの実施をしました。
被験者は、頸髄損傷やALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気によって四肢に麻痺のある22歳以上の方が対象です。
「脳インプラント」によって四肢が不自由な方でも、思考だけでカーソルやキーボードを操作してメールの作成などができるように支援することを目標としています。
脳に直接、電気刺激を与えることでうつ病の改善が見られた事例もあるので、脳とコンピューターの接続に成功したら、医療の進歩にもつながると思います。
ただ、安全性に関しては、過去に「脳インプラント」の実験で使用されたサルが、脳の腫れや麻痺、発作などを発症して深刻な状態になったという報告もあるので、懸念があります。