パソコンのメモリにはサーバー用があるのをご存知でしょうか?
ECC(Error-correcting code memory)メモリと呼ばれるもので、
通常のデスクトップパソコンでは使えません。
ECCというのは、データが壊れた場合に検出し、修正する機能を持っています。
なので、処理に正確さが求められる、安定動作する、などの要求が高いサーバーに
使われます。
普通のメモリとの大きな違いは、メモリ本体に搭載されているチップの数が
奇数枚というところです。
一般的なメモリのチップが8枚が多いのですが、1枚多い9枚が主流でしょうか。
メモリの形状によって、DDR、DDR2、DDR3、DDR4とかだけ見てメモリを購入するのは
気を付けてください。
ちなみに、条件を満たしたCPU,マザーボードであれば、
通常のPCとしての用途であってもECCメモリを使用することが出来ます。
Intel製のCPUであれば、Xeon以上でないと対応していないようです。
ただ、AMDのCPUであれば、マザーボードによってはECCメモリが使用可能です。
AMDのCPUの場合でれば、マザーボードにECCメモリの設定項目があるか
確認してみると、対応していることもあるかもしれません。
結局のところ、サーバーであっても通常のPCと同様の使い方もできますので。。
当然ながら、ECCメモリは高いです。
通常のPCでECCメモリが使えるとしても、わざわざECCメモリを買う必要性はない訳ですが、
フリマサイトや、オークションサイトでは、需要が少ないからか、
ECCメモリが安く売られていることがあります。
ただ、ECCメモリにも2種類あります。
Unbufferedとregisteredがあり、registeredは各メモリの周波数の同期をとる機能があり
高価格帯のサーバー向けなので、Unbufferedを選ばないと使えない場合がほとんどです。
見分け方は、
メモリの型番に末尾Rがついているものは、registeredです。
末尾にEがついているものはECC Unbuffered。
末尾にUがつく、何もつかないものは、通常のメモリです。
メモリ増設を考えるときは、調べてみるといいかもしれませんね。