正しい、間違っている、幸、不幸、怒りや悩みなど。これらは個人が持つ「モノサシ」(=主観、思い込み)を基準にするがゆえに発生する。モノサシで世の中を見ると、争いや比較の原因となり、対立が起こる。このモノサシを取り除き、対立しない『非対立』という生きかたで、自分が幸せになり=>みんなが幸せになり=>平和な世界をつくりましょう、という内容。
また『非対立』は我慢・遠慮・あきらめなどのネガティブなものではなく、チャレンジングなもの、自身の向上を促すものとしている。
ざっくりと読みました。多少論理的でない部分と組み立てが?という箇所もありますが、読みやすいと思います。
本書では非対立の生きかたとともに、モノサシのはずし方についても述べています
モノサシというのは知らず知らずのうちに自身の中で凝り固まっていき、何をするにも影響を与えるものだと思います。客観的にみるとそれがいかにいい加減なものであるかはわかるのですが、その気づきを得るのは一人だと意外に難しいです。
個人的には「答えは7つある」というアメリカ先住民の言葉が響きました。自分は知らず知らずのうちに、答えを1~2つにしてしまうのですね。あるいはそれだけの答えで満足してしまう。答えが7つあるというのであれば、残りの答えは何かを考える必要があります。それはちょっとワクワクすることですし、思考の訓練になるのではないでしょうか?
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