創屋ぷれす

東証再編

東京証券取引所は、東証1部、2部、マザーズ、JASDAQに区分けがされていますが、この区分けが2022年4月1日をもって廃止されます。
区分けがなくなるわけではなく、新たな区分けとしてプライム、スタンダード、グロースになり、上場基準も一新されます。

これまで、それぞれの市場には時価総額や株式数等の上場基準が設けられており、最も上場基準が高い東証1部に上場することは企業として大きなステータスとされてきました。
しかし、上場基準が高い一方で、上場維持基準はかなり緩いものとなっていました。上場基準は初めて株式を上場する際に満たしていなければならない基準であるのに対し、上場維持基準は「この基準を下回ったら市場に上場できなくなりますよ」という基準です。
時価総額を例に挙げると、東証1部に上場するためには250億円以上である必要がありますが、一度上場してしまえば、時価総額が5億円以下にならない限り東証1部から降格することはありません。
このことが原因となり、上場した時は好業績だったけれども現在は赤字を垂れ流しているような企業でも東証1部に居座っているケースがあり、東証1部の質の低下を招いていました。
この問題にメスを入れるための市場再編というわけです。
新たな基準では、上場基準と維持基準が同じであるため、企業の業績が悪くなると降格するリスクが今までよりも大きくなります。

これに伴い、今年は各証券会社のシステムにも大きな改修が入る年となりそうです。先日の発生した東証のシステム障害のような事態が起こらないように願うばかりです。

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