感情労働とは、従来の労働の「頭脳労働」、「肉体労働」に対して、
社会学者のA・R・ホックシールド氏が提唱した概念です。
言葉の定義としては、「業務の遂行や顧客の満足度向上のために自身の感情を
コントロールすることが求められる職務」であり、看護師や客室乗務員、コールセンターなどの接客業が典型的な例です。
これらの職務に従事すると、負の側面としては、クレーム対応などで、ストレスが溜まってしまい、
病気になったり、離職するに至ることもあります。
感情労働に従事する人を雇っている企業の責任としては、
ストレスマネジメントという、従業員のストレスを健康診断と同じで、
定期的にチェックしたり、ストレスの原因を解消する施策が必要になります。