創屋ぷれす

Jahshakaビルド環境構築5(KDevelop)

前回、Jahshaka(ジャーシャカ)のビルドとインストールまでできたので、今回はKDevelopの紹介。

KDevelopはLinux上のIDE(統合開発環境)。特筆するところはQt desingerに対応しているところでしょうか。
Visual Studioのように、コントロールをドロップして配置していくことができます。
なお、Suse10.1ではYaSTからKDevelop3がインストール出来ます。
出来はそこそこよいのですが、いかんせんバージョンが古いのか日本語入力が上手く出来なかったり、変なところに文字が勝手にペーストされたり、たまに落ちたりと、イマイチです。新しいバージョンが入れられるなら入れてしまうのがいいかも。

使い方としては適当に・・・とりあえず設定関係でいうと、
「プロジェクト」の「Project Options」で
・「C++固有」の「Qt」にて「Use Qt in this project」のバージョンQt3.xにチェックを付ける。インストール先(Qt root path)は/usr/lib/qt3を指定。
・「実行オプション」の「ディレクトリ」=”実行ファイルがあるディレクトリで実行”、「メインプログラム」=jahshaka、プログラム引数=debugを設定する
・「デバッガ」の「gdbのあるディレクトリ」に/usr/binを設定する

あとは、ビルドは「ビルド」->「プロジェクトをビルド」から。
ただし実行ファイル(jahshaka)があるとリンクはされないので、Makefileなどに手をいれてビルド時にはjahshakaファイルを消すようにするなどした方がいいかも。
デバッグするときは、ブレークポイントを設定(ソースの行頭でみぎクリックからブレークポイント)して、
「デバッグ」メニューの「開始」->「ビルド」の「メインプログラムを実行」を選択すると起動後にブレークポイントで停止してくれます。

Qt designerが使用できるのは、拡張子.uiのファイル。クリックすると自動で表示されます。
uiファイルのほとんどは、source/jahshaka/jahWidgetsに大体おかれています。

次回は Jahshakaの日本語化について。
(ハードコーディングされているので、ソースをいじらないとだめでした)

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