サステイナブルな未来

2021/10/24(日)、小松大学主催「地域と世界のサステイナブルな未来を考える」と題した公開フォーラムに行ってきた。息子の首に縄を付けて。
オープンキャンパス、もう今年は終わってしまってて、
面接のネタとして「こういうイベントを見てきた」と言えるだろうよ。

場所は小松駅近隣の こまつ芸術劇場うらら大ホール ざっと200人ぐらい来てたかなと。
半分以上は、小松大学の学生さんだったし。

このフォーラムは「大学院設置記念キックオフシンポジウム」で、
そう、小松大学は来年2022年4月から大学院が開設
認可が下りたと冒頭で学長が言っていた。

さて、4人の講師によるお話、
詳しくは、こちらで。
市民公開フォーラム「地域と世界のサステイナブルな未来を考える」を開催しました

・1人目の講師 高橋泰氏
現在、国際医療福祉大学の教授で、小松大学客員教授予定者、金大医学部出身。
コロナについての見解がとても衝撃的、「もう集団免疫はできてしまった、第6派は来ない!」と。

学生さんが質問していました。シンプルで素朴。
「コロナは、無くなりますか?」

教授の答えは、No。
インフルエンザも同じことが言える。撲滅しない。
天然痘は撲滅したが、症状がもろ目に見えるものだから
(感染すると皮膚がぶつぶつに爛れる)
周囲の人は感染しないよう離れようとする。
知らないうちに移ることが少ないのが大きくコロナと違うところ。

コロナはインフルエンザと同じように毎年流行り、
ワクチン接種して集団免疫作って、免疫持ってない人がかかって、
かかる人がいなくなる時季になると終息して・・・を繰り返すと。

・2人目の講師 田島信博氏
株式会社タジマモーターコーポレーション代表、小松大学客員教授予定者。

元レーシングドライバー。エンジン車で頂点を極めた後、2012年からは電気自動車での挑戦も。
現在は、電気自動車の普及活動に尽力。

2025年の大阪万博までに、電気自動車はレベル4まで実現させたいと。
レベルの詳細についてはこちら ↓
自動運転レベルとは?定義や呼称、市販車の車種は?できることは?

電気自動車は、人間がやっている「譲り合い」ができないんですよね・・・
狭い道で前方から車が来たら、すれ違えないということ。

ここでも、学生さんの素朴な質問です。
「東京オリンピックの選手村で、電気自動車が使われていましたが、レベルいくつでしたか?」

田嶋氏は困った様子で、
「本当に残念なんですが、事故があって・・・」と。
選手村で接触事故のトヨタ『e-Palette』、手動で運行再開へ

選手村の電気自動車はレベル4だと言ってました。

・3人目の講師 浦野郁子氏
コマツ製作所 顧問(小松大学アドバイザリー・フェロー)
東京外国語大学ドイツ語学科卒。

物流企画部長、コーポレートコミュニケーション部長などを経て、
コマツの人事、CSRなどを管掌し取締役から、現在顧問に至る。
バイリンガルなんでしょうね。

ここでも学生さんの素直な質問
「コマツでは、どんな人材が求められていますか?どんな力をつけていったらいいですか?」

浦野氏の答えは、「現場でしっかりデータをとる。現場の人の言うことをしっかり聞く。なぜなぜと常に考える。」
うん、現場へ行ってなんぼ。それは共感。

・4人目の講師 中村誠一氏
金沢大学古代文明・文化資源学研修センター長
小松大学特任教授

すんません、ちょっと、こちらの話は面白くなかった。
世界遺産の周囲に小さな集落(コミュニティ)を作って、
発掘に集落の人たちに雇用を与えて・・・とかSDGsっぽいこと言ってたかな。

小松大学の大学院に、
国際文化交流学部 グローカル文化学 といものができるから、
何するんかよく分らんかったけど、
遺跡を発掘したり研究したりする人を育成するんかなと思った。
息子も終始興味なさげ・・・
「ニコロビンみたいな考古学者になりたい?」
「なりたくない」

何になりたいか・・・お前は考えとるか?
サステイナブルって、何か分かっとるんか?
SDGsの「S」やで。