ババの最期ぐらい・・・

実母が亡くなり、49日が経ちました。

ジジ(実父)いわく、急逝した日、
普通にスーパーで買いもんしてきて、買ってきた寿司折りを美味しい、美味しいって食べてたのに、
風呂に入って調子が悪くなり、「しんどい」と一言発して、そのまま意識不明。

急逝と言えばそうかもしれないけど、身体、弱くなってたんだ。
特に心臓。(カテーテル入れてる)
ベラベラ言ってないだけ、ホントは調子悪かったんだ。

49日までの間、毎週、御坊様がお経上げに来るから、週末は実家に帰っていました。
いつも帰ると、花とか茶菓子とか、ジジ、ちゃんと買ってきてありました。

ジジ「おら、ユリ買うてあるげん。活けてくれな」
私 「あら、ユリ、高い花やじ」
ジジ「いいわいや、ババの最期ぐらい、いいがんにしてやるわい」

思い起こせば・・・
私が長女を夜中に出産し、その翌朝、ジジが持ってきたものは・・・
そう「花束」でした。
普段、ぼてぼて田舎もんジジイですが、こういうところは、なんかキザの格好つけ野郎。

話は戻りますが、
お陰で、毎週、ユリを活けに帰るのが楽しみだった。
ババも喜んどったと思う。
ジジが亡くなったら、私もユリの花をいっぱい手向けるよ。
約束する。

なんか、ジジがひとりになってしまったと思ったら、
さみしいだろうし、不憫だし、孤独死するんじゃないけって心配です。

1匹の愛猫に、「ジジのこと頼む」と言うのが精いっぱい。
その愛猫が、昨日は姿が見えず、朝、出ていったきり帰ってこないと聞いて、やばいと思った。
実は、もう1匹いて、その猫はババが亡くなってから居なくなり、
10日後くらいに、死にそうになって戻ってきて、その夜、ババと同じ時刻に死んだと。

ババが、猫2匹とも呼んどるんかな・・・・

後から、LINEで「猫、帰ってきましたー」って連絡ありました。
よかったわ。ホントにジジのこと頼むわ。

▽果たして、この野郎に頼めるのだろうか・・・

ばか猫