2024年1月1日 16:10
石川県能登半島沖で発生した地震は、
2011年3月11日の東日本大震災のように、壊滅的、
輪島市の火の海のような火災を見て、
どうして、こんなことが起きるのですか、酷すぎる。
憤っても、結局のところは、虚しいだけです。
実家が少し、地震にやられました。
棟が歪み瓦がずれて、一部が落下、
風呂場のタイルは剥がれ落ち、仏間の壁も落ちてた。
玄関のガラス戸、破損(これは、ジジの仕業らしい)、
そして、復旧の目途が経ってない断水。
地震が発生した時は、
やっとジジの携帯電話が繋がって、無事でよかったと思った。
私「大丈夫? 家つぶれて下敷きになって死んだかと思った」
ジジ(実父)「家の中、何でも落ちて、わやくやわ(かちゃかちゃになってるという意味)。
なんか棟、曲がったかな。戸が開かんでな」
いつも、大袈裟に「おら、死んだわ」
って冗談言うジジが、まともなことを言ってた。
私「ジジ、津波来るよ、避難せな」
ジジ「津波こさ、心配いらん」
嘘つけー、海の傍におって、そんなわけないやろー。
幸いにも、大きな津波が来なかったからいいものの、今思えばぞっとするよ。
実は、テレビ(液晶モニタ)が落下し、映らなくなったらしい。
ニュースを見ていなかったようだ。
私「食べ物ある?停電になってない?」
ジジ「大丈夫や」
翌日、実家(志賀町)へ行った。
昨夜のうちに駆けつけていた兄貴いわく、
「石垣(ただ石を積んでいただけだけど)のでかい石がボトっと落ちとったし、
瓦も落ちとったし、ガラスも落ちとったし、片づけたわ。
堤防の方、見てきたら、波の跡が付いとったが、3~4メートルは上がっとったんじゃないか。」
ジジ、右眉の上、怪我をしていた(ガラスで切った)
無理やり引き戸を開けようとして、破壊、ガラスが飛んできたということ。
ぱっかんと傷口が開いていて、縫わなダメよ。
ジジの「大丈夫」は大嘘だった。
今日、新しいテレビを買って設置したら、
ババは凄く喜んだ。ありがとねー、ありがとねーって。
テレビしか暇つぶしがないから。
志賀ケーブルテレビで、防災情報も流れるっていうから、
テレビが壊れたことが、非常にやばかった。
帰り、墓寄ったら、墓石も落ちてる。
ジジ「おら、後でユニック借りてきて上げるわ」
無理しないでね。
水、心配だったけど、
近くの親戚が、井戸水だから、じゃんじゃん貰えるんだと。
今は、雨が強くなって、「雨漏りで大変や」と言ってます。
また、物資を届けに行きます。
今回の地震で、息子や娘の友達が、被災しています。
連絡が付かない、避難所から家に戻れない、家を失った・・・
涙をぐっとこらえるしかありません。
助けてやりたいという思いを持った石川県民が、たくさんいることも知りました。
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前を向いて強く生きよう。