後悔するということ

もう、あぶない・・・
と昨年、秋頃から言われていた義父が亡くなりました。
あっけない死に方でした。
施設で寝たきり、職員の方に心肺停止状態で発見されました。
何も、こんな大雪の時に逝くことないのにね・・・

ここ最近、施設でのじいさんは、目を閉じて寝てばっかりだった。
死んでるかと思うくらいだった。
葬儀場で遺体に対面した。
施設で眠っていた時の、あの顔ではなかった。
本当に死んでしまった顔。

じいちゃんに悪いが、感謝の気持ちって湧かなくて・・・
でも、誰にも看取られずに逝ってしまったのは、可哀そうだったな・・・
晩年は、毎日がつまらんかったね・・・
でも、それが、じいちゃんの人生。
自業自得ねん。
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夜、仮通夜で、私の子供らが、じいちゃんと対面した。
息子は、死体が怖くて、しっかり顔を見ていないんじゃないかな。

次女・・・
じいちゃんに口ごたえしまくり、
よく、「この家から出ていけー」と言われていた。
反抗期とはいえ、ふざけた態度は、私にだってするわけで、
じいちゃんが怒鳴るのも当たり前やった。
じいちゃんの見舞いにも行かず・・・

その次女が、ぽろーっと泣いていた。
なんか後悔したんかな。

じいちゃんの部屋の引き出しに、写真のファイルが3冊ほどあった。
開くとね、幼少のころの次女を抱っこして、笑っているじいちゃんの写真が
一番はじめにあってね・・・

もう、死んじゃった。
生きてるうちに、会っておけばよかったのに・・・