じいさん、今、入院してます。
いつも、様子を見に行くと寝てる。
ベッドを起こして背もたれにして、
体勢起こしたまま、寝てる。
でも、でかい声で呼ぶと目を覚ます。
もしかして、私が誰だか分からなくなってきたかな・・・
と心配してるけど、分かるっぽい。
「夕べ、ひっどい風ふいてなぁ・・・
そこらじゅう、物がたってあるいて大変やった・・・
ほんなもん、朝、拾うがで大変やったってなもんや。」
病室で、物が舞うほどの風が吹いてんね。
で、それを拾って元に戻したんやね・・・・
じいちゃん、そりゃ、たいそやったね~。
ここまでくると、心配通り越して笑っちゃうぜ。
昨晩は穏やかなり。
わたしも穏やかであれ。