デジタル庁の「源内(GENAI)」は、デジタル庁が内製開発している政府職員向けの生成AI利活用プラットフォーム(ガバメントAI)です。
政府職員が安心・安全に、かつ効率的に生成AIを業務に活用できる環境を目指して開発されています。
2025年5月からデジタル庁内での運用が始まり、現在は全府省庁の約18万人を対象とした大規模な実証・展開が進められています。
地方自治体への導入支援やカスタマイズなども見据えた、政府AI戦略の核となるプロジェクトです。
主な特徴は以下の通りです。
源内が提供するAIアプリは、大きく分けて2つの種類があります。
①チャット、文章作成・要約、翻訳、音声ファイルの文字起こし、画像やダイアグラムの生成など、日常のオフィスワークを幅広く支援するツールです。
②過去の国会答弁の検索・答弁の草案作成を支援するAIや、法制度に関する調査支援、大量のアンケート回答の分析など、行政特有の複雑な実務に特化したアプリです。
行政で扱う機密性の高い情報や要機密情報も安全に扱えるよう、セキュリティ対策が厳重に施されています。
特定のクラウドやAIモデル(LLM)に依存しない設計になっています。
源内の一部のソースコードがGitHub上でオープンソースとして一般公開されました。商用利用も可能なライセンスとなっています。
これには以下のような狙いがあります。
各省庁や地方自治体での「システムの重複開発」を防ぐ。
民間企業やスタートアップが「源内」をベースにした新しい行政向けサービス(SaaSなど)を開発しやすくし、官民連携で日本の行政DXを加速させる。
