創屋ぷれす

2因子間網羅

ソフトウェア・システムのテスト手法の1つです.
テストの中でも組み合わせテストに焦点をあてたものになります.

まず,因子とは,条件とか項目といったものを指します.
(用紙サイズやメーカー等)
さらに因子は取りうる値が決まっているものとします(決まっているパターンでの説明しか見つけられませんでしたが,数値の場合はには境界値等を設定する形でしょうか).

2因子間網羅では,2つの因子のパターンを全て網羅するようにテストパターンを作成します.
(2つの因子の組み合わせを変えていき,全ての因子を網羅する)
こうすることで,組み合わせパターンを少なくしつつ品質は担保しやすいテストが実施できます.

1因子では29%〜68%,2因子では70%~97%,3因子では89%~99%の欠陥が見つかるそうです.
3因子では組み合わせ数が2因子に比べて圧倒的に多くなるので,コストの割にはメリットが少ないということで2因子で妥当ということらしいです.

重要な機能のテストでは3因子にするなど,適材適所で因子数を選べると良いですね.

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