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マインクラフトの風景をリアルにするGANCraft

NVIDIAと米Cornell Universityの研究チームが、GANcraftを発表しました。
マインクラフトの見た目をとてもリアル

マインクラフトは、立方体ブロックの集まりでできた世界で自由にモノを作ったり冒険する、世界中で大人気のゲームですが、ブロックの表面に貼られている画像(テクスチャ)の解像度は低いものとなっています。

ゲーム画面をリアルなものにする場合、3Dモデルの表面に貼るテクスチャをグラフィックデザイナーが1つ1つ手作業で描きこんでいくのが従来な手法であり、莫大なコストがかかるものでした。
この作業をGANの力でやってしまおうというのがGANCraftです。

GANとはAIアルゴリズムの一つであり、端的に言うと、あるデータを元に類似した実在しないデータを作り出すことができます。少々言葉は悪いですが、「本物っぽい偽物」を作ることを得意としています。
ゲーム上の物体は、実在しないけれども本物っぽいものなので、GANとは相性がいいのです。
GANcraft公式ページで公開されている動画を見ていただければ、何もしない状態のマインクラフトと比べて遥かにリアルなものができていることがお分かりいただけると思います。

この技術は、マインクラフトだけでなく、3Dモデルを扱うあらゆる媒体での応用の可能性が考えられます。
例えば、メタバース空間を作るときに、空間内に配置する物体のテクスチャを人の手を借りずに作ることができるかもしれません。

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