創屋ぷれす

サルとAI

新聞を読んで感想文コンクール

小中高生を対象に、彼らが新聞を通じて活字に親しむとともに、
地域の身近なニュースに関心をもってもらう。
という目的で、地元の新聞社が毎年募っているものです。

金大付属中1年生の男の子が書いた感想文が、とても面白かったです。
中1とは思えない小賢しさと、反面、大きな夢を含んだ子供らしさ。
大人は、こんな子供達を応援してあげないといけない。

私の会社 創屋は「AIを創る会社」。
大きな夢を実現すべく、みんな毎日頑張ってますよー。

↓ それでは、彼の感想文の全文です。

サルとAI

「六時間捕物・逃げサル」この見出しとサルが走る写真、「ドローンも投入」となんともインパクトのある記事に、目が留まった。サル捕獲の記事は度々見かけていたので珍しくはなかったが、「逃げサル」を「逃げ去る」にかけ、さらには「逃げ恥」にもかけているのか、と少し笑った。妙にこの記事のことが気になった。
白山市美川地区でサル一頭が目撃され、市職員や白山署員らが小型無人機(ドローン)も投入し六時間もわたって捕獲を試みたが、取り逃していしまったという。読みながら私は、こちらが過剰に反応しなければ引っ掻かれたり噛みつかれたりしないはずだから、気にせずに放っておけばよいのに、と思った。
しかし、最後の文が気になった。「餌となる夏野菜や果樹。」これが、サルが山から下りてくる理由だ。去年見た記事にも農作物被害について書いてあった。
そこで、サルについて調べてみることにした。「サル・事件」とインターネットで検索をかける。パッと画面に出てきた一番上の記事。「サルに連れ去られ女児死亡」という見出しだった。インドで生後八日目の女児がサルに連れ去られ、屋根から落とされ死亡したというのだ。悲しみと同時にサルへの恐怖心を覚えた。こんな事件がわが身や家族に起きたら、と思うとサルへの憎しみさえ感じてしまった。こんなことが起きてしまうなら、サルが駆除されるのはやむを得ない。サルには悪いが、人間が危害を加えられるようならしょうがない、と。
しかし、なんだか腑に落ちない。もう一度違う視点からサルを見てみることにした。サルの知恵についてだ。多数の人間やドローンを使ってもサルを捕まえられないということはサルはすばしっこいだけでなく、かなり賢いということだ。サルが足し算をしていたという画像もみたことがある。もしサルに人間の事情を教えられれば、もしかしたら、サルと共存できるのではないかと思った。そこで私が考えたのが、AIの活用だ。サルの行動や鳴き声など、サルが仲間同士でどのように意思疎通しているかをAIに学習させるのだ。そして、AIの成果を利用してサルとコミュニケーションをとる。まずは、人間は怖くないということをサルに伝える。そうすれば、サルが人間に危害を加えることは少なくなると思う。さらに、作物の育て方を教えてあげることができれば、サルの自給自足が実現し、山から下りてくることは減るだろう。
あなたはこんなことができると思いますか。思いませんか。

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