創屋ぷれす

軽いAI

AIを動かすためのコンピューターと言われると、どのようなものを想像するでしょうか。
AI専用に作られた巨大サーバーでしょうか。超ハイスペックな何十万円もするようなPCでしょうか。
それらも間違いではありませんが、近年では、処理がそれほど重くない(=ハードの性能をそれほど求めない)軽量なAIの研究が進んでいます。

一番身近な例ですと、スマートフォンです。
たいていのスマホはカメラで撮影した画像から人の顔を検出し、顔のパーツまで認識できます。
これは、スマホ上で動かせる軽量なAI技術によるものです。

さらに軽量なものですと、メモリが8MBしかない2000円弱で買えるマイコン上で動くAIなんてものまであります。
参考として、一般的なノートパソコンのメモリは、4GB以上です。単純計算でノートパソコンの500分の1のメモリしかないマイコンでもAIが動く時代です。

これを実現してくれているのが、Googleが提供しているTensorflow Lite for Microcontrollerというオープンソースソフトウェアです。
ある程度のプログラム知識とマイコンがあれば誰でもサンプルのAIを動かせるようになっているので、興味のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

まだ、マイコンで動かせるAIは限られますが、今後、ハードとソフトの両面で技術が進歩すれば、様々なAIの導入コストがより抑えられるようになるかもしれませんね。

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