ネットワークでの情報収集は現代では今や定着していて、「常識レベル」と言うほどになっており
「何か不明な事があればネットで調べればどうにかなる。」そんな意識を持つのが一般的に当然、と世間的には広まっている。
しかし、ネットワーク上には膨大な情報が蔓延っており、全てが全て絶対正しい情報など存在するわけもなく、
最終的には自己判断で振るいにかけないとならない。
今月16日、東京弁護士会の弁護士2人が東京都内で、インターネット上で懲戒請求をあおられた結果、
計約4千件の請求が出されて業務を妨害されていることを記者会見を開いて明らかにした。
ということが最新のニュースで多々広まっている。
これは、かいつまんで話すと
匿名のブログに掲載されていた弁護士の声明とそれに関する情報を見て煽る文書かれていて、それを見た人が
SNS上で炎上し、弁護士が所属する弁護士会に対して、大量の懲戒請求を出した。
が、そこに載っていた真実か虚偽分からない情報までもが恰も本物の情報のように扱われ、確認したら嘘だった。
根拠のない請求を全くの赤の他人から大量に請求され、業務に支障を来すレベルに達し、請求された弁護士が
請求者に60万円の賠償を求める起訴を6月末目途に起こす方針を、記者会見で明らかにした。
というニュースである。
個人的にはニュースとニュースの内容がどうか置いておいて、
「匿名のブログに掲載されていた煽る文書かれていて、それを見た人がSNS上で炎上」
というのはまさに流れた情報を鵜呑みにした人と同じではないだろうか。
私も、仕事やプライベートでネットで調べた情報に対して簡単に信じて行動を実行しまいがち故、
こうした「惨事」にならないように、このニュースを見て改めて感じ、入ってくる情報に対して右から左にならないよう、心がけていきたい。