本日は「筋電義手」です。
簡単に言うと、筋肉に発生する電位(筋電位といいます)を検知し、それにより指先をコントロールすることができる義手のことです。
先日のキーワード「サイバスロン」の大会でも、この義手を用いた競技が行われています。
世界的には普及してきているのですが、日本では補助金等が下りず、まだまだ普及していないようです。
使用者の絶対数が少ないのと、製造会社が少なく(主にドイツの会社の1社独占)、
競争原理が働かないので、片腕だけで150万円という高価な値段が相場なのだそうです。
筋電位のパターンから筋電義手からの制御をコンピュータで計算してするのですが、
最近の義手では、それをスマホが担えるようになったものもあります。
また、3Dプリンタで作成できるものもできており、だいぶ安価にはなってきているようです。
義手というと完全にメカニカルなイメージがありますが、
筋電位のパターンから制御信号のアウトプットをするところで、
機械学習やディープラーニングが使われることもあるので、
ソフトウェアエンジニアにも関わる機会がありそうですね。