本日は「サイバスロン」について調べました。
2016年にスウェーデンで開催された、「サイバー義体世界一」を決めるための大会です。
パラリンピック等で使われる義手・義足はかかった力に対し受動的に力を発揮するものが多いのですが、
この大会は、もう少し「能動的なマシン」と呼べる義手・義足を用いて競技が行われます。
車にはF1があり、ここでの最新技術が一般車にも使用されるようになる、という流れがありますが、
サイバスロンも、ここで使用された技術が、一般の方も使える義手・義足に活かされる、という流れが期待されます。
単純な走る速さを競う、というような普通の競技とは違って、サイバスロンの競技は日常生活の動作ができるか、
という観点の競技も行われます。
例えば、コース上に、坂道・階段・ドアがあり、坂道を登り、ドアを開け、階段を下りる、という競技があります。
健常者ならば普通にできるがと考えられますが、現在の義足だと、道の角度の微妙な変化に対応することが難しいので競技として採用されています。
この様な競技をクリアすることを通して、ロボットが日常に入り込むための技術が高まっていくことと思われます。
また、どんな技術が使われるかは未知数です。いつ自分にお鉢が回ってくるかわからないで、ウォッチしておくと良いと思いました。