創屋ぷれす

オールペア法と直交表

ソフトウェア開発において、作ったプログラムがちゃんと想定通りかをテストする必要があります。

ただ、Aの場合Bの場合という2パターンのテストであればすぐに終わりますが、実際はもっともっと複雑で
Aの場合の時のCの場合で、Dが入力されたときの、Eの結果は?なんて感じでいろんな条件が実際には組み合わさってプログラムはできています。

全てのパターンのテストを実施しようとすると、膨大なパターン数のテストを実施しなければならないですし、
そのうえ多くの時間を要します。
それを人力でやるとなると、とても非効率ですしミスを誘発してしまいます。

テストのパターンを減らしてかつ品質も保証できるテストを実施するための考え方として
オールペア法や直交表があります。

プログラムのテストというのは、プログラムの中身をみながらやるホワイトボックステストと、
処理の内容は見ないで入力に対する出力結果が正しいかを判断するブラックボックステストに大別できます。

オールペア法や直交表はブラックボックステストでのテストケースを生成する際に使います。

これらの手法では
因子・・テスト項目
水準・・テスト項目の値のバリエーション
強さ・・基準とする水準の因子数
禁則・・出現しない水準の組あわせ

のパラメーター値を変動させてテストケースを生成します。

この辺からややこしくなってくるので、解説があるのでどうぞ。。。(_)

オールペア法のツールとしては
「PICT」が有名で
直行表は
「GaloisSoftTest」が有名です。

プログラムテストにおいては、これらのツールを使うことによってテストケースを減らし
効率UPを図る事ができますが。一概にこのツールに頼るのではなく、プログラムの性質等を考え条件の組み合わせなどが限定的な場合などは
人が実際にテストケースを作ってテストをした方が良い場合もあります。

ツールも大切ですが、その場で何を選択するかの判断力が最も効率UPには大切かもしれません。

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