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防衛省/陸上自衛隊にサイバー攻撃

先日、2016年9月頃に防衛省/自衛隊の情報基盤が何者かに侵入された、という報道がありました。
サイバー攻撃の手法が高度であるため、国家のような組織による攻撃と考えられているようです。

侵入経路は、ざっくり言うと下記のような感じですね。


((攻撃者:国家などの組織))
 ↓↑
[学術系ネットワーク(全国の大学が参加)]
 ↓↑
[防衛大/防衛医大のPC] <= (踏み台として利用された)
 ↓↑
[防衛情報通信基盤(Defense Information Infrastructure: DII)]
<部外系システム /(分離)/ 部内系システム>
・防衛省
・陸上自衛隊


稲田防衛相が11月29日に「現段階で防衛省・自衛隊において情報流出や機材の破壊といった被害は確認されていない」と説明したようですが、確認されたとしても、公にすることが国益にならないと判断される場合もあるでしょう。

それに、重要な情報が盗まれていたとしても、それをいつ・どうやって利用されるかは知る由も無いですよね。
突然、大きな事件が勃発して盗まれた情報が何だったのか発覚するかもしれませんし、ずーっと気づかれないままで重大な変化が起きているかもしれません。

このような事件には”怖さが解らないという怖さ”があると思いました。

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