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TOBとは

TOB(take-over bid):株式公開買付け

ある株式会社の株式等の買付けを「買付け期間・買取り株数・価格」を公告し、不特定多数の株主から株式市場外で株式等を買い集める制度。

金融商品取引法で、一定量以上の証券取引を行う場合、公開買付けが義務づけられる。

つまり、”好き勝手に大量の株式が売買されると、社会が混乱するから、透明性・公平性のあるルールでやりましょう”ということ。

もし、一部の株主の意思一つ(と資金力)で、ある企業の経営権をいきなり獲得できるとすると、その企業の様々なステークホルダー(利害関係者)にとっては心中穏やかでは無いですよね。

■ メリット
・一定の価格で取得できる
・買取り株数が予定に届かなければキャンセルできる

■ デメリット
・敵対的TOBの場合、防衛策を取られる

■ 目的
・買収 (友好的/敵対的)
・合併


TOBはM&A(企業の合併や買収の総称)の手段の1つでもあるのですが、ICTの巨大企業は、特定分野の先端技術/サービスを持つ企業のM&Aを(企業によりますが、結構頻繁に)行っているようです。

日本人にわかりやすい例では…

Microsoft
2016年”発表” LinkedIn買収(262億ドル!)
Google
2005年Android買収、2014年DeepMind Technologies買収(5億ドル以上)
IBM
2013年のSoftLayer Technologies買収(20億ドル相当)
Facebook
2012年Instagram(10億ドル)

米国の巨大企業が1年後には全く新しいサービスを始めていたりするスピード感は、買収の量やスピード感による部分が大きいと思えます。

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