創屋ぷれす

艱難汝を玉にす

かんなんなんじをたまにす

今年の京都大学の入学式で総長の式辞の中で出てきたことわざです.
難しい言葉ですが,内容は,とても簡単.
意味は,人は困難や苦労を乗り越えることによって,初めて立派な人間に成長するということ.

全文は,こちらから
京都大学 平成25年度学部入学式 式辞 (2013年4月5日)

この中で我々も危機感を持っているのが,中ほどの,
「また、知識は危ないということを忘れないでください。・・・・」
という文章から始まるところ.
丸々,引用すると,

特に私はインターネット時代の今それを強く感じています。レポートを課すと、インターネット上の
情報などをいわゆる「コピぺ」をして、全部同じレポートが出て来るといった笑えない状況が
日本各地で起こっているそうです。そして、考えない。知識や情報が増えれば増えるほど、人間は
考えないようになってきているのではないかと思います。それゆえ、溢れ出る情報を取捨選択
する力、これをつけるのが大学において最初に学ぶべき事柄ではないかと思います。選択のうえ、
自分の頭で常に考えてほしいと思います。

と,いうところ.
考えない,考えられない若者が増加しているのは,昨今,入社する若者を見て感じるところです.
仕事の上でも,ネットからのコピペ(なにも考えずに)ですから,力がつくはずもありません.
道具を正しく使えない若者が氾濫しています.

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