■ 概要:
LANケーブル(イーサネット配線)で機器が給電/受電するための技術。
(ACアダプタなどを使わずに済む)
・給電側機器:PSE(Power Sourcing Equipment)
> PSE側にPD検出機能がある → ネットワークにPoE対応機器と非対応機器が混在できる
・受電側機器:PD(Powered Device)
■ IEEE規格:
下記★マークが対応する規格。
IEEE802
+— IEEE802.3 (有線LAN規格)
+— ★IEEE 802.3af (PoE規格)
> カテゴリ3以上のLANケーブルで使える
> 1ポート当たり最大15.4W
+— ★IEEE 802.3at (PoE Plusと呼ばれることも)
> カテゴリ5e以上のLANケーブルで使える
> 1ポート当たり最大30W
+— IEEE802.11 (無線LAN規格)
■ 給電方式:
・Alternative A:データ線と電力供給線が共用
・Alternative B:10BASE-T/100BASE-TXでは使われていない4本のピンを利用
■ どういう場合に便利?:
・高所/天井に無線アクセスポイントやWEBカメラを設置する場合(通常、近くに電源が無い)
なお、LANケーブルの抜き差しは普段あまり注意しないですが、
PoEを使っている箇所で活線挿抜すると接合部に火花(放電)が発生するおそれがあるようなので、
注意が必要です。