■ NAT: (Network Address Translation) [= ネットワークアドレス変換]
インターネットにおいて、パケットヘッダに含まれるIPアドレスを、別のIPアドレスに変換する技術。
■ NAPT: (Network Address Port Translation) [= IPマスカレード]
IPアドレスに加え、ポート番号の変換も行う技術。
今日では、NATと言ったらNAPTを意味する事が多い。
・元々の目的:
約43億個を上限とするIPアドレスが枯渇しそう
→ プライベートIDを割り当てるために必要
(プログラミング言語で言えば”名前空間”の導入)
※ 対して、IPアドレスの枯渇に対する根本的な解決方法はIPv6の導入になる
・身近なところで:
家庭用のルータでもNAT機能を持っていることが多い。
家庭側IPとインターネット側IPを変換しているはず。
・セキュリティ:
プライベートIP側から考えると自分のアドレスを直接インターネットにさらさないので、セキュリティが高まる。
逆に、大勢の人が使用するネットワークからインターネットを介して何らかの攻撃が行われた場合、プライベートIP側の特定が難しくなる。